Sadahのfootball記

いちサッカー好きによるサッカーの観戦録、見聞録

海外サッカーのジンクス3選

この世の中には様々な言い伝えや迷信が存在する。

特にスポーツをはじめとする多くの勝負事では縁起の悪い事象や物事をジンクスと呼び言い伝えられているものが数多くある。

今回は海外サッカーにおけるジンクスを3個取り上げてみたいと思う。

 

1.シメオネはCLでクリスティアーノロナウドに勝てない

 ディエゴシメオネ。彼はラ・リーガで長年中位に甘んじていたアトレティコマドリードをヨーロッパ屈指のメガクラブと言われるまでのチームに押し上げた名将である。バルセロナレアルマドリードの二強と言われたラ・リーガに風穴を開け、2013-2014シーズンに優勝、ヨーロッパリーグも2度制した。そんな闘将が率いるチームがチャンピオンズリーグで勝てない相手、いや選手がクリスティアーノロナウドである。なんとシメオネ体制で出場したチャンピオンズリーグのノックアウトステージ全てでクリスティアーノロナウドのいるチームに敗れている。実に0勝5敗。そのうち13-14シーズン、15-16シーズンでは決勝で敗れた。また、シメオネ率いるアトレティコカップ戦のノックアウトステージでは1stレグ先勝し、逆転されたケースはたった一度しかない。その一度こそが、18-19シーズンのチャンピオンズリーグクリスティアーノロナウドハットトリックを許し敗れたユベントス戦である。ここまでくると流石のシメオネロナウドにトラウマのようなものを覚えそうなものである。

 

2.ミルナーが得点した試合は負けない

 プレミアリーグを頻繁にご覧になる方は一度は耳にしたことがあるかもしれない。ミルナーはキャリアを始めたリーズ在籍時から得点を記録した試合はリーグ戦1度も負けていない。ミルナーといえば様々なポジションをこなすことができる、いわゆる便利屋として有名であるが、元々は得点力を売りにするタイプではなかったとはいえサイドハーフの選手であり、ベテランとなった今ではPKキッカーを任される全く得点と縁のない選手ではない。しかも若手ならまだしも34歳となったベテラン選手がこの不敗神話を継続しているのは驚異的な記録と言えるだろう。

 

3.マルセイユはアウェーのボルドー戦に勝てない

 マルセイユといえばフランスのリーグアンで9度の優勝を誇り、ヨーロッパ王者にも輝いたことのある言わずと知れた名門チームである。そのマルセイユがなんと43年間もアウェーで勝てていないチームがある。それがボルドーである。ボルドーもフランスリーグで優勝経験のある名門だが、近年は中位でのフィニッシュが続くマルセイユより格下と言っていいチームである。そんなボルドーの本拠地、マットミュットアトランティックでは常にリーグアン優勝争いに絡んできたマルセイユは呪いにかかったような戦いを強いられる。マルセイユのような超名門チームがこのような同一チームに約半世紀勝ちが無いというのは非常に珍しいジンクスと言えるだろう。