Sadahのfootball記

いちサッカー好きによるサッカーの観戦録、見聞録

ポチェッティーノのトッテナムの終焉?

ポチェッティーノは2014年のトッテナム監督就任以降、最も難しい時間を過ごしている。

ミッドウィークのチャンピオンズリーグではバイエルンミュンヘンにホームで7-2と大敗し、直近のリーグ戦では無気力とも言える内容でブライトンに3-0で打ちのめされた。

 

 Tottenham's players also conceded three goals in the last 10 minutes of their 7-2 defeat to Bayern on Wednesday

 

 

ブライトン戦では運動量が欠けていた。マンチェスターCやリヴァプールに勝ち点で水をあけられている理由は選手個々の能力や並外れた監督の手腕だけでなく、まさに運動量、インテンシティである。ブライトン戦でのそれは信じられない出来であった。

 

ブライトン戦では、高い位置でボールを奪われたとき、プレスにいくのでもなく、タックルを仕掛けるのでもなく、歩いていた。少しも走ろうとせずに。

 

選手たちはポチェッティーノがプレッシャーにさらされていることをわかりながらも、彼のために走ろうともせず彼に対し見切りをつけているようにさえ感じられた。これは悲しいことではあるが、現体制の終焉が近づいている合図なのかもしれない。

 

ポチェッティーノを擁護するならば、彼がこの5年で使った8700万ポンドというお金は、彼がこのチームで残した結果を考えると少ない金額であるということだ。しかし選手たちは彼のためにプレーすることをやめてしまっている。

 

2019年にはいってからの公式戦17敗という結果は、実力などを加味すれば、ほかのどのプレミアリーグのチームよりもよくない状況なのではないか。

チャンピオンズリーグでのパフォーマンスはひどいものだったし、あの昨シーズンのアムステルダムでの奇跡はあの瞬間だけ仮面を被っていたとさえ感じる。

 

 

直近2試合での衝撃的な敗戦により、監督の去就についての議論も出てきたが、これまでの功績や手腕を考えれば、そしてタンギ エンドンベレを加えた今季の陣容であれば、現在起こっている問題を修正し本来の力を取り戻すことで必ずチームの状態を上に向かせることが出来るであろう。

昨シーズンのチャンピオンズリーグファイナリストの意地と巻き返しに期待したい。