シティ対チェルシーはなぜこんな結果に?
2月10日のプレミアリーグ第27節では、マンチェスターシティ対チェルシーというビッグマッチが行われました。
ホームチームのシティは勝てば暫定首位、チェルシーも負けるとCL圏内から陥落するという大一番の試合でした。
しかし、終わってみるとシティの6-0の圧勝。
リーグ前半戦では2-0とチェルシーが勝利しましたが、今回なぜここまで点差が開き、歴史的とも言える大敗となってしまったのでしょうか。
理由はいくつもあり、私たちの知り得ない事情や背景もあるのかもしれませんが、総合的に観るとチームの選手個人の差、そして完成度の差と言えるかもしれません。
選手個人の差、というと聞こえが悪いかもしれませんが、そう表現せざるを得ないほどにこの試合でのシティの選手の出来は際立っていました。
ラポルテの縦パスやフィードはチェルシーのプレスをいなすだけでなく幾度となく的確なスペースへスイッチとなるボールを入れ、
ベルナルドシルバ、デブライネはライン間でボールを受けてはクリエイティブなアイディアや流動的な動きで何度もボックス内に侵入しチャンスを作りました。
スターリングは得意のドリブルとスピードで対峙したアスピリクエタをはじめチェルシーの選手を凌駕し無双状態。
アグエロもボックス内でのフィニッシュだけでなくプレスや崩しに加わりそのタスクをチェルシー相手に完璧にこなした上にハットトリックを達成しました。
しかしチェルシーにもアザールや今冬獲得したイグアインをはじめ、スペシャルな選手は揃っているわけで、リーグ前半戦の結果をみても戦えることは証明されています。
リーグ前半戦となにが違ったのか。
それはそれはチェルシーの戦い方でした。
リーグ前半戦ではシティ相手にサッリ監督が志向するポゼッションをある程度放棄し、アザールを最前線に残し、インサイドハーフやウイングのプレーヤーは守備に重きを置きシティの攻撃陣を封じ、カウンターを狙うことで攻略しました。
それに対して今回はサッリ監督理想のスタイルで挑みました。
前線からプレスをかけボールを回収し、ボールを握りながらゴール目指すスタイルはシティのペップグアルディオラが志向するサッカーと通ずるところがありどちらが主導権を握るかがポイントでした。
しかしシティのプレスはハマる一方で、チェルシーのプレスはシティの超ハイレベルのビルドアップで完全にかわされ、前からプレスをかけたことによって生まれたジョルジーニョの両脇のスペースを自由に使い、何度も数的優位の状態を作りました。
そのスペースにスピードにのってドリブルしてきたスターリングはアンストッパブルであり、守備のスペシャリストと言えるアスピリクエタでも止めることが出来ません。
スピードに乗せる前なら対応の方法も彼ならあったのではと思いますが、、、
このようにチェルシーは自分たちの形が全くといいほどつくれず、逆にシティは守備時でもチェルシーよりも完成度の高いプレスをかけパスコースを限定しながらハメることができていて、そこからデブライネらを中心とした魅力的な攻撃を展開できていました。
結局は冒頭にも話したとおり、チームの完成度の差がはっきりと出た試合だったと思います。
これによりサッリの解任論も出るでしょうが、まだプレミア1年目ですし、シティのように理想とするサッカーを遂行するための最高のメンバーが揃っているとサッリ監督が感じている訳でもないと思います。
確かにサッリ監督にはメンバー選考から戦術に関することまで少し頑固なところもあるのかもしれませんが、結果が出なかったからすぐ解任というチェルシーの悪しき風習を繰り返すのはやめてほしいなあと思います。
うまく伝わったのか、こんな終わり方でいいのか、多分よくないんだろうけど
要はシティは強すぎた。
チェルシー空回りしちゃってた。
そんなことが書きたかったんです。
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