Sadahのfootball記

いちサッカー好きによるサッカーの観戦録、見聞録

日本VSイラン

今回は久しぶりにアジアカップです。

さぼってしまいすみません。

さて、さっそく本題に参りましょう。

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試合結果

 日本 3-0 イラン

 

得点

日本

後半11分 大迫勇也

後半22分 大迫勇也(PK)

後半46分 原口元気

 

 

スタメン

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交代

日本

out遠藤→in塩谷 後半15分

out酒井→in室谷 後半28分

out堂安→in伊東 後半44分

 

イラン

outアミリ→inアンサリファルド 後半13分

outジャハンバフシュ→inトラビ 後半26分

outデヤガ→inゴドス 後半26分

 

 

試合経過

 アルアインスタジアムで行われた準決勝。
イランサポーターが大勢駆けつけ、日本にとっては完全アウェーの中
行われました。
イランは累積警告によりタレミを欠きますが、
それ以外はベストメンバーで迎えます。
対する日本は大迫が完全に戦列復帰し、こちらも今大会のベストメンバーと
呼べるにふさわしい布陣で大事な一戦に挑みます。
今大会イマイチ攻撃が噛み合っていない日本ですが、
ここにきてアジア最強との呼び声高いイランに対してどう立ち向かって
いくのでしょうか。

 

前半

前半開始から日本は落ち着いた試合の入り方をします。
今までと比べてより丁寧にボールを回しているといった印象を持ちました。
対するイランは、最前線のアズムンをターゲットにしてロングカウンターを軸に
攻撃します。

前半3分には敵陣中央で空中戦に競り勝ち、フリックしたボールがアズムンへ。
PA内左で少し触りますが、飛び出した権田に阻まれます。

日本もボールを保持しつつ、パスを繋ぎチャンスを作っていきます。
前半13分には大迫のスルーパスに抜け出した左サイドの長友が
グラウンダーのクロスを中央に送り、南野が合わせに飛び込みますが
これは惜しくもゴールとはなりません。

前半19分にも小気味の良いパスから
酒井の折り返し、柴崎のスルー、そして堂安へと渡り左足を振りますが
これはうまくミートできずゴール右へ。

しかしながらここでピンチを迎えます。
自陣でボールをつないでいた日本はGKの権田へ。
そしてその権田がパスを引っ掛けてしまい、相手に奪われ、一気にPA内左に抜け出したアズムンへとボールが渡ります。
アズムンは冷静に柴崎をかわして、吉田の股を抜くシュートを放ちます。
なんとか権田が足に当てて難を逃れましたが、あわやゴールのシーンでした。
今大会ではビルドアップ、特にGKからの組み立てでミスがかなり目立ちます。
足元の技術によってはシンプルに蹴り出すべきじゃないでしょうか。

しかしその後はなかなかイランは攻撃がうまくいかず、富安による執拗なマークに遭っていたアズムンを筆頭にフラストレーションを溜めていきます。
前半24分には競った際に酒井に肘を入れてしまいアミリにイエローカード

その後もアズムンを狙ったロングカウンターは日本の両センターバックに弾き返され続けます。

日本も攻撃を仕掛けますが、
イランのプレーが荒くなっていきファールによって止めるといった場面が連発します。

そして前半44分には大迫へのファールでイブラヒミにイエローカード

そのまま落ち着いていた日本とは対照的にプレーが荒く選手が明らかにイライラしてきているイランといった構図で、
前半はスコアレスドローで折り返します。

 

 後半

後半開始から日本はよりパスのテンポが良くなっていき、
特に前半ボールロストの目立った南野は徐々に球離れが良くなってきます。

しかし後半1分いきなりピンチを迎えます。
PA外左サイドからのハジサフィのシュートを酒井がハンドで止めてしまいます。
これにより酒井にはイエローカード、相手にはチャンスとなるセットプレーを
与えてしまいます。
キッカーのデヤガはブレ球を蹴ってきますが、これは右上へ。
ヒヤッとするシーンでした。

イランはその後立て続けにFKやCKから度々チャンスを得ますが、
跳ね返されてしまいます。

そして耐え続けた日本に流れがきます。

後半11分に大迫のスルーパスによって抜け出した南野がPA手前で倒されます。
笛が鳴らなかったこのプレーに対し、
イランの選手はシュミレーションのアピールをします。
そんな中素早く立ち上がった南野は、左サイドのコーナーフラッグ付近に
こぼれたポールを拾い、右足でピンポイントのクロス。
中にいち早くポジションを取っていた大迫がドンピシャで合わせます。
ヘディングはゴール右に吸い込まれ、日本は先制に成功します。

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それに対してイランは、先にベンチが動きます。
後半13分イランは1枚目の交代カードを切ります。

しかし日本もアクシデントが起きてしまいます。
背後から倒された遠藤航がプレー続行不可能の負傷を負い、
日本は軽めにアップをしていた塩谷を、遠藤に代えて投入します。

その後、前に圧力をかけたイランに対して、
先制してから日本はコンビネーションの精度が良くなってきたこともあり、
カウンターがより迫力を増します。

そして勢いそのままに日本に待望の追加点がうまれます。

後半18分カウンターから持ち運んだ大迫が、PAで南野にスイッチします。
PA内左サイドから南野はグラウンダーのクロスを中央に送りますが
これが相手DFの手に当たってしまい、ハンドの判定。
日本は一旦VARが入ったものの、PKを得ます。
これをしっかり落ち着いて大迫が沈め、
日本は2点に点差を広げます。

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この得点が大きなダメージとなったのか
その後は日本は完全に主導権を掌握します。

後半25分には酒井が右サイドをえぐり、鋭い折り返しを送ります。
いいタイミングで飛び込んできた原口でしたが、

これは惜しくも合いませんでした。

そしてイランは勝負に出て、
後半26分交代カードを一気に2枚切ってしまいます。

日本もその2分後に怪我気味の酒井を下げ、室屋を投入します。

そしてその直後には堂安の中へのカットインから、左足のパンチのあるシュート。
これは相手GKに防がれます。

その後も日本のペースは変わらず
むしろ南野、大迫、柴崎が非常に良いリズムでボールを回し
チャンスを作り続けます。
南野は見違えるほど球離れが良くなり、チャンスメイクを連発していました。

対するイランは後半41分、敵陣中央でFKを得ます。
鋭いシュートでしたがゴール右上へ。

日本は後半44分最後のカードを切って
堂安に代えて伊東を投入します。

盤石の体制を敷いた日本はここでとどめをさします。

後半46分原口のパスカットから柴崎が、楔のパスを南野に当てます。
南野は完璧なタイミングで原口に落とし、
リターンを受けた原口はPA内に侵入します。
冷静に左足で決め、イランの息の根を止める3点目を挙げます。

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その直後イライラがたまり、しびれを切らしたアズムンを筆頭に
両チームの選手がエキサイトしてしまいます。
アズムンとなぜか長友にもイエローカードが出され、ここでタイムアップ。

最後の後味は悪い試合でしたが、
日本はほぼ完璧な内容でイランをねじ伏せました。

アジア最強と言われていたイランに対し、
日本は実力を出し切った完全勝利と
いえるでしょう。

これで決勝進出を決めた日本代表。
あと1つです。

 

 

感想

今大会で一番よかった内容だったと思います。

それを、格上イラン戦でやってくれるなんて。

シンプルに感動しました。

今大会は一点差ゲームが続き、試合内容としても

格下相手に薄氷の勝利が続いていましたが、

これでかなりスッキリしました。(笑)

 

詳しく勝手に振り返らせていただくと、

まず富安選手。

素晴らしかったです。

24歳にして経験豊富なストライカー、アズムンに対して

駆け引き、競り合いにおいても完全に勝っていました。

イランの攻撃を富安選手が無効化していたといった印象です。

まだ20ということでかなり期待が膨らみます。

DAZNはベルギーリーグの放映権を取ってくれ。

 

次に南野選手。

前半の出来は正直なところボールロストも非常に多く、

がっかりしていましたが

後半、特に先制してからの動きはまさにチャンスメイカーでした。

急激に球離れが改善され、リズムよくプレーしていたという印象です。

元々我が強い選手ですし、縦への強引な突破は

それはそれで魅力があるのですが

それだけに頼らず、今日の後半のような視野の広いプレーをすることができれば

もっとランクの高い選手になれるのではないかと思います。

献身性においても素晴らしいものがあると思いますし。

 

最後に大迫選手。

はんぱねぇやつはやっぱり、はんぱなかったです。

開始早々はコンディションの問題もあり、トラップが乱れるシーンも

ありましたが

徐々にリズムをつかんでいき、

いつものボールキープからスルーパスでチャンスメイクしたかと思えば

後半に自分で試合を決めてしまう決定力。

まさに日本のエースにふさわしい、ふさわしすぎる活躍だったと思います。

イランのアズムンとの両エース対決なんて見方もされていましたが、

引き出しの多さの違いが如実に表れた試合だったと思います。

 

素晴らしい勝利でした。

しかしながらあと一戦残っています。

ここまできたら何がなんでも優勝してもらいたいです。

がんばれニッポン

 

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