リヴァプール vs クリスタルパレス プレミアリーグ第23節
驚異的なペースで勝ち点を積み上げていますが、前々節に猛追するシティとの一戦を落とし勝ち点差は4。
中位に甘んじているとはいえ数多くの実力者を揃え、シティ相手にも白星を挙げたクリスタルパレス相手でも勝ち点3は確実にしたいところです。
試合の構図は序盤からはっきりしていました。
ボールを握り崩しにかかるリヴァプールに対して、4-5-1のシステムで中盤を厚くしながらブロックを敷きカウンターを狙うクリスタルパレス。
しかしただ引くだけではなかったクリスタルパレス。
ボール回収後繋げる時はしっかりとボールをつなぎストロングポイントであるザハ、タウンゼントに繋げて攻撃の機会をうかがっていました。
先制点は34分にクリスタルパレスに訪れます。
自陣でリヴァプール得意の強烈なプレッシングをボールを捨てずにつないでかわしきると、ザハにつなげ、鋭いドリブルから中で待っていたタウンゼントに合わせてこれを決めきり先制。
ストロングポイントを活かしたホジソン監督も狙い通りの先制点だったと思います。
リヴァプールもミドルシュートやサイドバックの攻撃参加、セットプレーでゴールを目指しますがクリスタルパレスのボックス内やバイタルエリアの寄せは速く、無得点で前半を終えます。
しかし後半、開始1分でミドルシュートのこぼれ球にいち早く反応したサラーの得点ですぐさま同点に追いつくと、セットプレーの流れからボックス内に一瞬できたスペースに入り込み、コントロールショットでフィルミーノがゴールを決め後半開始8分で逆転します。
しかし、勢いづくホームチームに慌てることなかったクリスタルパレス。戦い方、狙いを大きく変えることなくザハを柱に戦っていると、65分にコーナーキックからトムキンスが競り勝ってヘッドで叩き込み同点に。
その後、疲れからラインが徐々に乱れながらもよく守っていたクリスタルパレスでしたが、リヴァプールがアンフィールドでの強さを見せます。
ファビーニョが左サイドペナ角あたりから逆サイド深い位置に鋭いクロス気味のボールを入れると、抜群の察知能力と運動量で走り込んでいたミルナーが折り返し、キーパーのスペローニがこぼしたボールを再びサラーが押し込みました。
その後、ザハを相手に守備時に手を焼いていたミルナーが2枚目のイエローカードで退場となるものの、ウィッカム、マイヤーと攻撃的な選手を入れ前がかりになったパレスにカウンターで93分にマネが4点目を決め勝負あり。
リヴァプールは終了間際にマイヤーに得点を許しますが4-3で逃げ切り試合終了。
クリスタルパレスはシティ戦に続きビック6相手にアウェーで勇敢に戦いましたが、リバプールに底力を見せられ惜しくも敗戦。
リヴァプールはマネ、サラー、フィルミーノが揃って得点を挙げる決定力を見せ、崩し切る場面は少なかったかもしれませんが勝利を掴みました。
いやー、にしても負けはしまいましたけどパレスのザハはすごいなぁと改めて思いました。
ボール持ったらまずとられないし絶対1枚剥がすマン。
スペースあったら緩急やスピードでかわしきる。
パレスサポの方には申し訳ないけどCLとか出れるビッククラブでの彼も見てみたいなぁ。